【教員コラム〜教員から生徒へ〜】

本校では、毎日放送朝礼が行われます。その中で、月曜日は校長先生から、木曜日は様々な先生方から生徒へのお話がされます。宗教的な内容やその時期にあったお話、生徒へ伝えたいメッセージなど様々です。

あっという間に図書室の前の切り絵が、節分の仕様になっています!

【朝礼講話: 2025年1月16日(木)担当:渡邊教頭

皆さん、おはようございます。中高教頭の渡邊です。

冬休みが終わって、約一週間経ちました。生活のペースは戻ったでしょうか?一年で一番寒い季節を迎え、新型コロナやインフルエンザが猛威を振るっています。日ごろから基本的な予防を心がけて、健やかな一年の始まりとしたいですね。

さて、今週のはじめはあちらこちらの神社でどんど焼きが行われていました。ご家族と一緒に参加した人もいたのではないでしょうか。諸説ありますが、どんど焼き、どんと祭には、お正月飾りを目印にお家にお迎えした年神様を、お正月飾りを燃やすことでお送りするという意味があります。お正月飾りを燃やした炎でお餅を焼いて食べたり、その煙を浴びたりすることで一年間病気にならず健康に過ごせるとも言われています。少しだけ神様の力をお借りして、新しい年を良いものにしたいという思いは、昔から変わらない人々の切実な願いなのでしょう。

たとえ大きな災害や事件、紛争に巻き込まれなくても、日々生きていく中で感じる怒りや悲しみ、不安。心に刺さったトゲは、なかなか抜けるものではありません。生きていくって、きれいごとばかりではないですよね。だからこそ、一年の始まりの今、自分の心と自分の発する言葉、行いを自分自身で確かめてみてほしいと思います。心の中に自然と浮かんでくる感情をコントロールすることは難しいですが、発する言葉や行いは自分の意志でコントロールすることができます。皆さん自身や、皆さんの周りの大切な人たちが、2025年を温かな気持ちでスタートすることができますように、願って止みません。

お話を終わります。

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