7月23日(土)、「花を届け隊」ならびに高校生有志で南三陸町の仮設住宅を訪問しました。
東日本大震災から5年4ヶ月が経過した現在も、南三陸町では高台移転の造成が続いており、
訪問するたびに景色が変わっています。
今回は学園敷地内で育てた、ペチュニアとマリーゴールドの花を届けました。
訪問先は、南三陸町で最初にできた仮設住宅で40世帯が住んでいます。
訪問当日、災害復興住宅等に移られるお二人のお別れ会に招かれ、傾聴の機会がありました。
「地震と津波がトラウマになって地震のたびに恐怖心を覚える」、「若者が仕事を求めて町を出て行ってしまう」、
「行政は企業や学校を誘致してほしい」、「日用品の買い物に苦労している」、
「仮設住宅の集会所のようなコミュニティーは絶対必要」、等々。
今なお仮設住宅に住んでいる方々の生の声を聴くことができました。
住宅の周りの雑草を除去し、仮設住宅を後にしました。
帰路途中、「さんさん商店街」に立ち寄り、買い物をしました。
買い物も復興支援になるのです。
2013年3月、学園有志生徒・教職員で始めた被災地ボランティアは、
瓦礫の除去から漁業・農業支援を経て、傾聴ボランティアに移行しつつあります。
「継続は力なり」です。被災地の復興を信じ「花を届け隊」の活動は続きます。