祈りの日

今日3月11日は、宮城鎮魂の日。この日を仙台白百合学園ではとても大切にしています。

多くの人々が犠牲となり、現在も苦しんでいる人々がいる、、11年前のこの日、東日本大震災が起こりました。

この日を忘れてはいけない。風化させないために、今年も祈りの集いを行いました。14:46に鐘が鳴ると同時に、全校生徒で黙祷をしました。

7時間目の時間帯は、祈りの集い。今年は当時福島の高校で非常勤講師をしていた先生と、当時福島で中学2年生だった先生のお二人の経験談をお話していただきました。

当時1歳・2歳で記憶にない生徒もいるようですが、語り継ぎ、これからの世代に震災での出来事、そこから学んだことを伝えていくことが私たちの役目だと強く感じました。

たまたまですが、午前中には、高校1年生と高校2年生は、宗教音楽と朗読の祈りの集いが行われました。祈りの一日でした。

ステンドグラスから入り込む神聖な光、ろうそくの火、パイプオルガンの音色など、普段とは違う空間で仲間と集い、様々な宗教音楽や朗読を聴くことにより、1年間の自己の生活を振り返り、見つめ直し、新たな気持ちで次年度を迎えるためのとても大切な行事です。

私たちが過ごしている「あたり前の日」をあたり前に思わないこと。一人一人が大切な存在で、仲間と日々学園生活を送れていることに感謝をすること。など、心落ち着く雰囲気の中で、生徒の皆さんは様々なことを考えてくれたようです。生徒の皆さんだけではなく、もちろん教員も、1年間の日々の行いを振り返り、次年度に向けて新たな気持ちでスタートできそうです。

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来週は中学校卒業式。そしていよいよ終業式です。

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