【教員コラム~教員から生徒へ~】

本校では、毎日放送朝礼が行われます。その中で、月曜日は校長先生から、木曜日は様々な先生方から生徒へのお話がされます。宗教的な内容やその時期にあったお話、生徒へ伝えたいメッセージなど様々です。

【朝礼講話:Who do you want to become? 2024年1月18日(木)担当:英語科ケルーシェ千恵先生】

Good morning!

I have two questions for you this morning: What do you want to be in the future? And who do you want to become?

最初の質問は、もちろん将来何になりたいですか?つまり将来どんな仕事につきたいですかと言う質問です。では、2つ目の質問はどうでしょう?日本の英語の授業ではあまり聞きなれない質問かもしれませんね。2つ目の質問の意味を説明する前に、私の座右の銘を紹介させてください。

先日、生徒たちから、『先生の座右の銘はなんですか』と聞かれました。私が答えたのは、高校生の時に出会った言葉です。“It is never too late to become what you might have been.” 「なりたい自分になるのに、決して遅すぎるということはない」という意味です。イギリスの作家、ジョージ・エリオットの言葉です。私はいつも、こうなりたいな、という自分を想像してその自分になるために今何をすべきか考えています。もちろん、間違えるし遠回りもします。でも、最終的になりたい自分になれたらオールオッケー、というのが私の考えです。

また、話題を変えますが、中3の英語の授業で、SDGsの目標の4つめ、「質の高い教育をみんなに」を話題にし、日本の問題について考えました。生徒のUさんが考えた問題点は、日本の生徒の学習へのモチベーションの低さでした。私はこの現状を変えていく事に使命を感じました。

さて、そこで私の二つ目の質問の答え合わせをしてみましょう。

Who do you want to become? というのは、「どんな人になりたいですか?」という意味です。中学校の時の私の人生の目標は、英語をネイティブと対等に話せる人になる、ということ。そのために、英語の教科書の文はほとんど覚えていました。日本語を言われたら全部英語にする事ができるように音読して練習していました。そして、もっとネイティブらしい表現を学ぶために留学しました。さて、アラフォーの今のわたしの人生の目標は何でしょう?

次は皆さんの番です。みなさんはどんな人になりたいですか?なりたい自分になるためには何が必要ですか?人からしなさいと言われてすることは苦痛ですが、自分からやろうと思った事は、辛い事でも不思議とできちゃいますね。勉強も、やろうと思ったら頑張れます。本来、知らない事を知るのって本当に楽しいです。私もこの歳になっても日々新しい発見や笑い、学びがあります。子育てや読書、ガーデニング、ペットの世話、料理、どれも学びです。モチベーションが低い、というのは、勉強を「やらされている」と感じているからなのではないでしょうか。大丈夫です!全ての事には意味があって、全てみなさんの人生の糧になるのですよ!そして、『なりたい自分になるのに決して遅すぎることはない』のです。さあ、どんな自分になりたいですか?Who will you become?

これでお話を終わります。

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