【教員コラム〜教員から生徒へ〜】

本校では、毎日放送朝礼が行われます。その中で、月曜日は校長先生から、木曜日は様々な先生方から生徒へのお話がされます。宗教的な内容やその時期にあったお話、生徒へ伝えたいメッセージなど様々です。

【朝礼講話:仙台白百合静粛の時間の過ごし方について 2024年4月18日(木)担当:音楽科若松沙織先生】

みなさんおはようございます。

新しい学年での生活には慣れましたか。

この時期にまた白百合学園ならではの、朝の時間の過ごし方を確認してみましょう。

学園生活の一日は「祈り」に始まり、「祈り」に終わります。特に一日の始まりに「静粛の時間」と「祈り」の時間があるのはなぜでしょうか。

目を閉じ、音楽を聴きながら黙想する5分間。静けさの中で自分の心と向き合い、落ち着いた気持ちで一日を始めるためです。自分を深く省みる時間は、生徒のみなさん一人一人にとって気づきを与えられる貴重な機会となるはずです。みなさんはあまり見たことがないかもしれませんが、職員室でも先生方はみなさんと同じ動きをしていて静かな時間が流れます。

時間に追われていたり、様々な感情、嬉しいウキウキな気分や悲しい気分、不安な気分など、人の感情は、その日その時間によって変化するのは当たり前です。それは生徒のみなさんだけではなく、大人も私たちも同じです。

心を落ちつかせる時間を作ることによって、自分の内面を見ることができたり、心を整理して感情をコントロールすることができます。

8:40には、静粛の時間の音楽が始まります。全員が、タブリエを着た状態で、机に聖歌集のみを出して、手は膝の上、姿勢を整えて目をつぶりましょう。静粛のうちに自分の心の中を整えて一日の始まりにふさわしい、心理状態にしてほしいと思います。

静粛の時間に流れる音楽は、その季節にあった音楽や、宗教的な音楽などから選曲しています。

ちなみに今年は高校三年生で芸術Ⅲ音楽Ⅲを選択者の生徒のみなさんに静粛の時間にふさわしい曲を少しだけ選曲してもらう予定でいます。楽しみにしていてください。

静粛の時間の音楽で心を落ち着かせることはもちろんのこと、少しでもクラッシック音楽に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

白百合学園は、音楽に満ち溢れた学校です。聖歌を毎日歌います。神様からのメッセージ、もしくは神様へのメッセージを声たからかに歌えるといいですね。1カ月前に放送朝礼で私がお話した「聖歌を大きな声で歌いましょう」強化週間は継続中です。教室で担任副担任の先生と共に一緒に聖歌を歌えるよろこびを感じながら明日からも心を込めて歌ってください。

それでは、今日もみなさんにとって素敵な一日となりますようにお祈りしています。

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