【教員コラム〜教員から生徒へ〜】

本校では、毎日放送朝礼が行われます。その中で、月曜日は校長先生から、木曜日は様々な先生方から生徒へのお話がされます。宗教的な内容やその時期にあったお話、生徒へ伝えたいメッセージなど様々です。

【朝礼講話: 2024年6月14日(木)担当:教頭 渡邊優子先生

皆さん、おはようございます。中高教頭の渡邊です。

6月も半ばとなりましたが、6月は中・高ともに本当に忙しい月ですね。今日のお祈りの意向にもあったとおり、高総体があり、中総体があり、ほっとする間もなく来週には前期中間考査が始まります。高総体、中総体、各競技の大会に参加した選手の皆さん、サポートに当たった皆さん、応援に行った皆さん、本当にお疲れ様でした。嬉しい報告も次々と届いています。結果に対する思いはそれぞれでしょうが、そこに至るまでの長い道のり、積み重ねた努力、手に入れた有形無形の成果は、皆さん一人ひとりにとってかけがえのない「実り」になると思います。どうか大切にしてください。

 今、「実り」という言葉を使いました。話は変わりますが、皆さんはレジナ・パーチス・ホールの緞帳のデザインを覚えているでしょうか。緞帳が下りていることはめったにないので、見たことがない人もいると思います。遠くにシャルトルの大聖堂、近くに白百合の花、そして黄金色に輝く麦畑が一面に描かれた、とても印象的なデザインになっています。作物の収穫は秋というイメージがありますが、実は秋撒きの麦の収穫は6月末から7月・8月にかけて、まさにこれからなんですね。寒い冬に芽を出し、春の暖かさを迎えるとすくすくと育ち、夏、麦の穂がたわわに実り、刈り入れの時季を迎えます。苦しい時期、辛い時期を乗り越えて、豊かな実りを手にする姿は、まさに今それぞれの目標に向かって頑張っている皆さんの姿そのものだと思います。

月末の28日には、学園記念日を迎えます。レジナ・パーチス・ホールの緞帳が下りる、貴重な機会です。前期中間考査を無事に終えて、それぞれの「実り」を手にした皆さんが、すがすがしい気持ちでその場に集うことができるよう、願っています。

お話を終わります。

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