今週火曜日。
中学1年生は、学園を訪れたシスター根岸のお話を聞きました
シスター根岸が活動するアフリカ大陸のシエラレオネ共和国。
ダイヤモンド採掘をめぐる内戦が続き、かつては「世界で一番寿命が短い国」でした。
悲しい歴史を持ち、いまなお非常に貧しいこの国にも、
学ぶ意欲を持ち続け、勉学に励む女性がいます。
内戦の中で死をも覚悟したシスターは、
生かされた命を、女性の自立を援助することに捧げてきました。
仙台白百合学園中学校では、
1987年から毎年、シエラレオネへの1人200円募金を行っています。
この200円は、シエラレオネの子ども1人の1か月分の給食費にあたります。
この募金活動に対して子どもたちは
「日本のお父さん、お母さん、お姉さん方のおかげ」
と大変喜んでいるのだそうです
2011年3月11日。
日本に大地震のニュースは、シエラレオネでもラジオ放送によって伝えられました。
そして
「日本のお父さん、お母さん、お姉さん方を助けたい」
「給食費や教科書代として貯めていたお金を、喜んで日本に募金したい」
という声が相次いであがったのです。
シエラレオネの子どもたちは、
地球の皆は家族であり、助け合えることを喜び、
日本に一日でも早く安心して暮らせる日々がくることを祈っています。
「日本にいる皆さんは、
生きていることに、 個人という自由が守られていることに感謝しましょう。
人の良いところを見つけ、助け合いましょう。」
というシスター根岸の言葉。
今の生徒たちに、どのように響いたでしょうか