語学研修旅行でイギリスを訪れている一行から、報告がとどきました
昨日午前に仙台駅を元気に出発し、東京⇒成田⇒香港の長い長い移動を経て、
本日早朝5時40分定刻に13名はロンドンへ到着しました。
成田⇒香港間は約5時間、香港⇒ロンドンは約13時間の大移動でしたが、大きく体調不良を訴える生徒もなく
AM7時20分には無事ブルネル大学の寮へチェックインを済ませました。
少し休憩を取ってから簡単なキャンパスツアーをし、その後大学のカフェで朝食、そして滞在に関するインストラクションと続きました。
土日はパックランチとなるため各々自由に昼食を取り、その後14時からいよいよ最初のプログラム、現地で活躍される日本人ゲストとの座談会となりました。
お越し頂いたのはイギリスのJAL・日本航空で営業を務める森さんと、イギリス研修をコーディネートする現地団体CHEの代表マキネス久美子さんです。ここで活躍されているお二人から自己紹介と、これから世界に羽ばたこうとする生徒達にエールを頂きました。
海外で働くことの苦労や難しさは言葉の壁だけでなく時に文化の異なる人間関係にも及び、しかし諦めず困っていたら手助けをしたり笑顔で接することを続け、1年越しで心を通わせたお話や、性別や学歴に捉われず頑張ればいかなる重要な仕事でも担うことができるイギリス社会の楽しさをリアルに語って頂きました。
生徒からは留学経験の有無や、イギリス英語を体得するために必要な練習、高校時代に頑張っていたことは何かなどいくつか質問が上がっていました。
座談会の後は、今夜のイブニングアクティビティ「タレントショー」に向けて何かパフォーマンスをやるのかどうか、話し合いと準備の時間としました。その後少し余った時間で、ディレクターのニコラスが生徒達のためにスカベンジャーハントを実施してくれました。これはワークシートに書かれたたくさんのお題(例えば;Ardmoreのスタッフと一緒に写真を撮れ、何か四角いものを探し出せetc…)を、敷地内を歩き回たち人に訊きながらコンプリートするというゲームです。30分という短時間でしたが、優勝チームは17個のお題をこなしてくれました。
夕食のカフェテリアは圧巻の混雑ぶりでした。ここ広大なブルネル大学には夏の間非常にたくさんの留学生が世界中から集まっています。イタリア、イスラエル、ロシア、メキシコ、ドイツ、トルコ、韓国、中国・・・その他にもまだまだおり、この環境をどう生かして自分の成長に繋げていくのか、全て生徒次第です。それとなく様子を窺がってみると、今日他国生と食事のテーブルを囲んでいる生徒はいませんでした。フライトの疲れに対するカフェテリアのあまりの活気に気おされてしまったかもしれませんが、今のところは様子を見守っていこうと思います。
イブニングアクティビティのタレントショーでは、白百合の生徒が参加する語学団体Ardmoreの留学生だけで500人収容のホールが一通り埋まっていました。恐らく200名強くらいはいたでしょうか。たくさんのパフォーマーが次々とダンスやギター、その国の伝統楽器や歌などの特技を披露していき、最後に白百合の順番が回ってきました。
1組目は、堂々たる英語で日本文化である習字を紹介。まずはArdmoreを漢字の当て字で「愛努萌」とその場で書き、一文字ずつその漢字の意味を紹介すると称賛の歓声が響き渡りました。次にArdmoreスタッフの一人、ポリーナさんのお名前を即興で「保里菜」と美しく書き上げてプレゼントすると、大変喜ばれると同時に羨む歓声が絶えませんでした。
2組目は2人が日本のカルタ遊びを紹介。詠みあげる独特の歌声とダイナミックな手さばきに世界中の留学生が驚いていました。
こうして2組は疲労困憊の状況の中挑戦し、見事にやり遂げてくれました。思った以上の聴衆の数に戸惑ったことと思いますが、堂々とパフォーマンスする姿は実に頼もしく、彼女たちの今後に繋がる良い経験になったのではと思います。
こうして移動日から含めて長い長い2日間を過ごし、22時半にようやくプログラムが終了しました。明日は朝からオックスフォード大学の見学とそこに通う学生との座談会があります。時差と疲労は残っているかも知れませんが、11日間しかない研修で、一瞬一瞬をどうか大切に過ごしてもらいたいと思います。