【教員コラム〜教員から生徒へ〜】

本校では、毎日放送朝礼が行われます。その中で、月曜日は校長先生から、木曜日は様々な先生方から生徒へのお話がされます。宗教的な内容やその時期にあったお話、生徒へ伝えたいメッセージなど様々です。

【朝礼講話: 2024年8月29日(木)担当:生徒指導部長 多賀郁乃先生

皆さん、おはようございます。台風10号の進路と被害が心配ですが、今週末にはいよいよ学園祭を迎えます。

 本校では「学園祭」と言いますが、いわゆる「文化祭」は、学校ごとにその特徴が表れる「顔」、「プロフィール」のようなものだと思います。もちろん、文化部にとっては1年に一度の活動成果の発表の場でもありますが、本校の学園祭の特徴、アピールポイントは何だと思いますか?

特徴はいろいろ挙がると思いますが、今日は私の考える特徴を2つ、紹介します。一つは、世代を超えて「白百合生」が集まる、ホームカミングデーのような側面です。今年度も併設幼稚園、小学校、仙台白百合女子大学のステージ発表や出店、同窓会、PTAの出展があります。一般公開日には、保護者の方や卒業生が多く来校される他、近い将来白百合生になる児童・生徒も来校します。 もう一つは、31日の午前中に行われる「SPホワイトフェスティバル」における、聖パウロの生き方に倣った活動や学習、出店団体の収益金の寄付です。学園の守護聖人である聖パウロが、苦しむ人や困難な状況にある人に寄り添い、行動を起こしていったことを改めて確認したうえで、学園祭が始まります。

明るく楽しい学園祭の雰囲気の中でも、「内輪の盛り上がり」で終わるのではなく、多くの人に支えられ、見守られながら実施できている学園祭であることに感謝の気持ちを持ちながら、学園の顔である生徒の皆さん一人ひとりが、それをお客様に態度で示してみてください。

また、今年度は「生徒向け公開」を設定しました。多くの生徒が部活動や有志団体で意欲的に発表や展示をしているのに、「見に来る人が少ない」という声が上がっていたためです。様々な分野の発表を見聞きすることは、自分の世界を広げるきっかけにもなります。発表や係の仕事が割りあたっている人も、時間を調整しながら多くの部屋に足を運んでみてください。お互いの成果をたたえ合い、励まし合いながら、1日の一般公開に向けて弾みをつけましょう。

明日は午後から学園祭準備に入ります。暑さは続いていますし、机・椅子をはじめ様々な物品の移動が行われます。くれぐれも怪我のないように活動してください。

実り多い学園祭になりますように。

関連記事