高校イギリス研修だより 6

朝こそぐずついた空模様で地面も雨で濡れていましたが、しばらくするとすっかり快晴になり、汗ばむ陽気となりました。

今日はロンドン市街の見学研修です。朝遅刻者も無く定刻にバスで出発しましたが道が混雑しており、到着に2時間近くかかってしまいました。平日でもここまで混むものかと思っていたところ、今日はチューブ(地下鉄)がストで全面的にストップしており、その影響で地上がいつもよりさらに混んでいるとのことでした。これも日本ではまず考えられない事態です。

ロンドン見学はテムズ川のクルーズから始まりました。チャリングクロス桟橋側から乗船し、ウェストミンスター方面に進みます。船内ではガイドさんが軽妙なトークで歴史ある街を英語で紹介してくれました。

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30分ほどのクルーズを終えて船を降りると、河畔にそびえる時計台ビッグベンと対面です。写真で何度も見てきたものを実際に目の当たりにする感動はひとしおだったようです。その後ウェストミンスター寺院、セントジェームスパークでパックランチを食べ、荘厳なバッキンガム宮殿、巨大な4体のライオン像があるトラファルガー広場を通過しコヴェントガーデンで16:10まで班別の自由行動となりました。ここには豊富にお土産も揃っており、生徒達は存分に楽しんだ様子でした。

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 ここまでは当初予定通りの見学研修でしたが、この後のスケジュールが白百合の生徒達へArdmoreからのサプライズとなりました。何と昨日英語クラスの開始時にバタバタさせてしまったお詫びにと、夜にミュージカル鑑賞を手配してくれたのです。この粋な演出には生徒達も大変驚きながら目が輝いていました。

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ミュージカルまでの間の時間を使ってナショナルギャラリーを見学できたことも生徒達にはとてもラッキーでした。その後ディナーを買って公園で食べ、歩いてビクトリア駅近くのビクトリアパレスシアターに向かいました。鑑賞する演目は「Billy Elliot」です。炭鉱の町を舞台に少年が家族に反対されながらもプロのバレエダンサーを目指し、成長していく様を描いた作品ですが、その感動的なストーリーと圧巻のダンスパフォーマンスで大変人気の高いミュージカルです。

19:30に開演し、途中休憩を挟みながらたっぷり22:30までの鑑賞となりました。生徒達にとってミュージカルの英語はイギリス訛りの発音もあり難しい部分も多かったようですが、やはり目の前で繰り広げられる歌、ダンスのパフォーマンスが素晴らしく「すごく面白かった!」という感想が多くありました。

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 その後大学寮に帰着した頃には23:30近くになっており、生徒達には長くも充実した1日となりました。ぐったりと疲れたことと思いますが、明日はいよいよ研修最後の英語レッスン、Exitテスト、生徒達が企画した日本文化の紹介イベント、グラデュエーションセレモニーがあり内容盛りだくさんの1日です。本当にこれで最後なので、やり残しをして後悔をしないよう伝え解散しました。最後まで積極的に本気で取り組んでもらいたいと思います。 

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