高校イギリス研修だより 7

イギリスは快晴で汗ばむ陽気でした。しかし乾燥していて過ごしやすいので、間もなく帰国した時には日本の湿った暑さに驚くかも知れません。

今日は午前中に計3時間の授業、午後の1時間半でExitテスト、残りの1時間半で生徒企画のJapan Cultureイベント、夜にはディスコパーティとなりました。最後の授業には、昨日の日記で多くの生徒がそれを意識し、後悔しないよう積極的に取り組むと誓っておりました。終了しての感想を聞いてみると、クラスによって感想は様々でしたが表情は明るかったように思います。

イベント準備風景 (1).JPG

午後Exitテストを終えると、生徒達は30分間でJapan Cultureイベントの会場セッティングを行い留学生の参加を待ちました。今朝も招待状を手に呼び込みをしていましたが、果たしてどのくらい来てくれるのか、全く未知数です。しかしそんな心配を吹き飛ばすように、時間になるとたくさんの留学生が会場になだれ込んできました。教室はあっという間にごった返し、生徒全員がフル稼働で折り紙、紙風船、けん玉、あやとり、独楽、ネームカード(名前を漢字で書いてプレゼント)、剣道などの日本文化で留学生をおもてなししました。BGMには日本の音楽を流し、中には海外でも知られている音楽もあって会話も弾んでいたようです。

Japan Cultureイベント (2).JPG  Japan Cultureイベント (1).JPG

Japan Cultureイベント (5).JPG Japan Cultureイベント (4).JPG

とにかく息つく暇もないほどの忙しさでしたが、生徒全員の笑顔が吹っ切れた充実感とイベントの成功を何よりも物語っていたと思います。終盤に留学生の一部を外に連れ出し、だるまさんが転んだを教えて遊ぼうと試みましたが、集中力が切れた留学生に教えるのは難しかったようです。しかしそれも良い経験になったようで、何をするか生徒が必死に考え別のゲームで楽しく交流を行っていました。1時間半に及ぶ紹介交流イベントは無事終了しました。自分たちが企画し自分たちの力で創り上げた研修最後のビッグイベントを大成功で終わらせたことは、生徒達の今後に大きな自信となって活きていくことと思います。

夕方から修了式が行われ、そこでは今週末Ardmoreを去る留学生たちも含め1人1人に修了証が渡されました。修了証授与の前に生徒は特別に時間をもらい、習字パフォーマンスを行いました。初日のタレントショーでこれを見たDirectorのDonalさんがぜひもう一度、とリクエストしてくれたものです。そしてその様子も初日よりさらに堂々と、音楽を流しながら見ている人を楽しませる、エンターテイメント性に溢れたものに進化していました。Donalさんの名前を漢字で書いてプレゼントし、大変喜ばれていました。

Graduation (1).JPG Graduation (2).JPG

またこの時に初日のプレースメントテストの結果と午後のExitテストの結果が分かりましたが、何と全員がスコアアップ。真摯に取り組み、確実に成長したことが数字になって表れて大変嬉しく思います。

修了式が終わると最後のディスコナイトです。前回と違い多くの生徒が始めから積極的にダンスの輪に加わっていました。

Disco Night (2).JPG

濃密で受実した1日になったことと思います。明日はいよいよ活動最終日、終日見学研修でウィンザー城、イートン市街のウォーキングツアーに出かけます。最後まで緊張感を持って活動し、全員が笑顔で日本に帰りたいと思います。 

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