【教員コラム〜教員から生徒へ〜】

本校では、毎日放送朝礼が行われます。その中で、月曜日は校長先生から、木曜日は様々な先生方から生徒へのお話がされます。宗教的な内容やその時期にあったお話、生徒へ伝えたいメッセージなど様々です。

【朝礼講話:2024年4月25日(木)担当:教頭渡邊優子先生

皆さん、おはようございます。中高教頭の渡邊です。

新年度開始からそろそろ一か月が経とうとしています。この一か月、長かったですか?短かったですか?

私は、長かったです。一日一日で見ると、時間が経つのはとても速くて、気づくと午後4時、5時という毎日なのですが、あれ、まだ今日は何日だ、とか、まだ木曜日だった、という感覚がずっと続いています。それは、私自身がまだ今の環境に慣れていないからだろうな、と思っています。

皆さんはいかがでしょうか。新入生だけでなく、2年生・3年生にとっても、学年やクラスが変わったことで見慣れた景色が少し違って見えたという感覚はあるかもしれません。その感覚は、新年度行事が落ち着きつつある今、少しずつ消えて行って、やがて日常の中に完全に溶け込んで忘れていくものだと思います。だからこそ、今しかないその感覚を大切に心の中にしまっておいてほしいとも思います。初めての友達、初めての先生、新しく習う科目、真新しい教科書を手に取った感触、振り返ったときに「なんであんなことで?」と思うような小さなことで笑ったり驚いたりしたこと、そして「あの時は頑張ったけど、あんなに無理しなくてもよかったな」と思うこと、それがすべて皆さんの財産になると思います。一日一日を慈しんで、大切に過ごしていきましょう。お話を終わります。

関連記事