ポーランド6日目。
昨晩は、ポーランドの伝統衣装を身にまとい、ダンスを教えていただきました。とても素敵な時間でしたので、生徒たちはその余韻に浸りながら今日の1日を過ごしていたようです。
クラクフから電車で2時間半。ポーランドの首都ワルシャワを訪れました。ワルシャワ駅に降り立ち、まず目に入ってきたのは「ワルシャワの墓石」と呼ばれる、ソビエトが建てた「文化科学宮殿」でした。塔の高さは234mで、市内のどこからも目にすることができます。
16世紀以降、クラクフに替わって首都となったワルシャワには、歴代の王が建てた宮殿や庭園が多くありますが、第二次世界大戦中に、ナチス・ドイツによって美しい町並みは破壊されました。しかし、戦争が終わると、ワルシャワを愛する市民によって、「ひびの1本にいたるまで」をスローガンに、町を忠実に復元させました。
最後に、ワルシャワの天才児と呼ばれた、ショパンの博物館を訪れました。
大国による分割や統治に翻弄されるながらも、決して失われることのなかった、ポーランドの方々の祖国に対する愛と誇りを感じることができる1日となりました。